MENU

【洗顔の正しいやり方】泡・温度・時間の目安を初心者向けに解説

洗顔をしている若い女性

朝も夜も毎日やっていることなのに、これで合っているのか自信がない。洗顔はそういうお手入れだと思います。

やり方で差が出るのは、洗浄力ではなく摩擦と温度のほうです。同じ洗顔料でも、洗い方次第で肌に残る負担は変わります。

覚えることは多くありません。お湯の温度、泡の量、こすらないこと。この3つが決まれば、あとは毎日繰り返すだけです。


目次

洗顔で落ちる汚れと落ちない汚れ

洗顔料で落とせるのは、皮脂と汗、そこに混ざったほこりです。どれも時間が経つと肌表面にとどまり、古い角質や汚れの蓄積によるざらつきやくすみの原因になります。

いっぽうで、洗顔ではどうにもならない汚れもあります。

汚れの種類洗顔料で落ちるか
皮脂落ちる
汗落ちる
ほこりや大気中の汚れ落ちる
古い角質一部だけ
角栓落ちない

角栓は皮脂だけでできているわけではなく、はがれ落ちなかった角質とからみ合っています。ある検証実験では、取り出した角栓を石けん(洗浄)成分に漬けても、簡単には形が崩れなかったという結果も報告されています。

毎日の洗顔で角栓が消えないのは、洗い方が足りないからではありません。ここを分けて考えておくと、洗いすぎを防げます。

洗顔の手順は7つ

手順というメッセージカードを持っている女性

順番そのものに意味があるので、番号どおりに進めてください。

  1. 手を洗ってから顔に触れる
  2. 32〜34℃のぬるま湯で、顔全体を濡らす
  3. 洗顔料を1〜2cmとって、手のひらで泡立てる
  4. 皮脂の多い額と鼻に泡をのせ、指ではなく泡を転がす
  5. 目元と口元は、泡をのせるだけにする
  6. ぬるま湯で20回すすぐ
  7. タオルを押し当てて、水分を吸わせる

そのあとは化粧水まで止まらずに進みます。順番の全体像は、スキンケアの基本の記事にまとめてあります。

泡は手のひらいっぱいが目安

洗顔料は、水で薄めて泡立てた状態がいちばん働くように作られています。泡が少ないまま洗うと、手のひらが直接肌をこすってしまいます。

泡立てネットを使うと早いのですが、水を含ませすぎるとへたります。ネットを軽く湿らせる程度で足ります。

チューブタイプなら1〜2cm、粉なら製品の表示どおり。少なめだと泡が持たず、途中で洗顔料を足すことになります。

洗う順番はTゾーンから

額と鼻は皮脂が多く、頬や目元は薄い。同じ時間だけ洗うと、乾きやすい部分に負担がかかります。

額と鼻から始めて、頬、あご、最後に目元と口元。目元と口元は泡をのせて、すぐ流してしまって大丈夫です。

すすぎは20回、髪の生え際とあごまで

すすぎ残しが起きるのは、決まって生え際、あごの裏、小鼻のわきです。鏡で見えにくい場所ほど残ります。

回数の目安は20回前後。シャワーを顔に直接当てると水圧が強すぎるので、手にお湯をためて押し当てます。

タオルは押し当てて水を吸わせる

清潔なタオルを顔にのせて、そっと押さえる。往復させると、それだけで摩擦になります。

タオルの清潔さが気になる方は、ペーパータオルでもかまいません。素材よりも、ゴシゴシしない(摩擦を避ける)ことのほうが肌をすこやかに保つために大切です。

お湯は32〜34℃、時間は1分

熱いお湯は気持ちいいのですが、必要な皮脂まで流れます。皮脂が溶けはじめるのが32℃前後で、そこから上がるほど落ちすぎる方向に傾きます。

逆に冷たすぎると皮脂がゆるまず、汚れが残ります。手を入れて、ぬるいと感じるくらいがちょうどいい温度です。

洗顔料が肌にのっている時間は、短いほうが負担は少なくなります。

肌質で変わる洗顔時間

肌質洗顔にかける時間
乾燥肌・普通肌1分
脂性肌・ニキビを防ぎたい肌2分
敏感肌・肌が薄い方30秒

脂性肌の方が2分かけるのは、こする時間を延ばすためではありません。泡を行き渡らせて、すすぎをていねいにするための2分です。


朝の洗顔と水だけ洗顔

朝も洗顔料を使うことをおすすめします。

寝ているあいだにも皮脂は出ていて、数時間たつと性質が変わります。変化した皮脂は水では落ちにくく、そのまま残ると古い角質や汚れの蓄積により肌がくすんで見える原因になります。

水だけの洗顔で流せるのは、汗とほこりまで。皮脂は油なので、水とはなじみません。

ただし、朝からつっぱる方まで同じにする必要はありません。洗顔料の量を半分に減らす、額と鼻だけ洗って頬は水ですすぐ。そのくらいの加減で調整していただくと安心です。

夏と冬で変えてもかまいません。皮脂の量は季節でも変わります。

洗顔料の選び方

商品棚から洗顔料を選ぶ若い女性

洗顔料に求めるのは、汚れを落とすことです。保湿は洗顔後に使うものにまかせて、選ぶときは洗い上がりを基準にします。

タイプ別の特徴

タイプ特徴向いている方
フォームクリーム状で泡立てやすい迷ったらここから
固形石けん洗浄力があり、さっぱり洗い上がる皮脂が気になる方
パウダー粉状で、水分を含まない使う分だけ出したい方
泡で出るタイプ最初から泡になっている泡立てる時間がない方
ジェル肌に密着して汚れを吸着する摩擦を減らしたい方
クレイ土の吸着力で汚れを取り込む皮脂と毛穴の汚れを洗い落としたい方

泡で出るタイプは手抜きではありません。自分で泡立てて空気が入らないくらいなら、最初から泡になっているほうがまとまります。

肌質別の選び方

肌質選び方の目安
乾燥肌洗浄力がマイルドなもの。洗い上がりがつっぱらないもの
脂性肌皮脂をしっかり落とせるもの。石けん系も合いやすい
混合肌適度な洗浄力のもの。頬だけ洗う時間を短くする
敏感肌低刺激と表示のあるもの。無香料だとなお安心
ニキビが気になる肌ノンコメドジェニック表示のあるもの(※)
※すべての方にコメド(ニキビのもと)が発生しないということではありません。

ニキビを防ぐ、と単体で(成分の効果として)書けるのは、抗炎症や殺菌などの有効成分が配合された医薬部外品(薬用洗顔料)だけです。同じ売り場に並んでいても、化粧品の洗顔料にその表示はありません。パッケージの区分を見てから選ぶと、期待とのずれが起きにくくなります。

酵素洗顔は週1〜2回まで

酵素洗顔がやめたほうがいいと言われるのは、力が弱いからではなく、強いからです。

配合されているタンパク質分解酵素は、はがれ落ちなかった古い角質(汚れ)を落としやすくします。毎日続けると、まだ必要な角質まで一緒に流れて、乾燥しやすくなります。

目安は週1〜2回。皮脂が多くてテカりやすい方でも、週3回までにとどめてください。

使った日は、そのあとの保湿をいつもより厚めに。同じ日にスクラブやピーリングを重ねるのは避けます。

肌がヒリヒリする日、赤みが出ている日は休みます。角質ケアは、調子がいい日にやるお手入れです。

W洗顔不要タイプを使うとき

W洗顔不要と書かれたクレンジングは、1回でメイクと皮脂を落とし、洗い流したあとに残りが出にくいよう設計されています。表示があるなら、そのあとの洗顔は省いてかまいません。

判断に迷いやすいのが、表示のないタイプです。

クレンジングの形状洗顔をするか
オイル(さっぱり流れるタイプ)表示があれば省いてよい
バーム表示に従う
ミルク油分が残りやすいので洗顔する
クリーム油分が残りやすいので洗顔する

肌にぬるついた感じが残るなら、洗顔を足したほうが気持ちよく終われます。判断の分かれ目は、クレンジングをきちんと乳化できているかどうかです。

おすすめしない洗顔の習慣の項目

  • 40℃前後の熱いお湯で顔を流す
  • 指の腹で円を描くようにこする
  • 1日に3回以上洗う
  • ハンドソープやボディソープで代用する
  • 洗顔ブラシで毛穴をこすり出そうとする

どれも、汚れを落としたい気持ちから出てくる行動です。ただ、お肌のデリケートな角層に負担がかかり、バリア機能が乱れてしまうと、そのあとに使う化粧水がしみやすくなります。

洗顔は1日2回で足ります。回数を増やすほど、皮脂は取られたぶんだけ出ようとします。

毛穴の黒ずみに洗顔でできること

洗顔でできるのは、毛穴に詰まった汚れを洗い流すところまでです。

できることできないこと
毛穴の汚れや黒ずみを洗い流す毛穴を小さくする
表面の余分な皮脂を落とす角栓を根こそぎ取り除く

黒ずみが目立つ日ほど、洗う力を強めたくなります。ですが、こすって取れるものではありません。取れないものを取ろうとした結果、赤みだけが残ってしまうケースが本当に多いところです。


洗顔についてよくある質問

Q&A

石けんと洗顔フォームはどちらがいいですか?

肌質で選んでください。石けんはさっぱり、フォームはマイルドに洗い上がります。洗ったあとにつっぱるなら、洗浄力が今の肌に強すぎます。

泡で出るタイプの洗顔料でもいいですか?

大丈夫です。自分で泡立てるより密度は下がりますが、泡が足りないまま洗うより、手による摩擦(直接ゴシゴシこすってしまう負担)を減らすことができます。

朝は水だけでもいいですか?

洗顔料を使うことをおすすめします。寝ているあいだに出た皮脂は、水では落ちません。乾燥が気になる日は、量を減らすか額と鼻だけにする方法もあります。

洗顔のあと、何分以内に化粧水をつければいいですか?

厳密な分数はありません。タオルで水分を押さえたら、着替えやドライヤーを挟まずにそのまま化粧水へ進んでください。

ニキビがあるときも毎日洗顔していいですか?

1日2回の洗顔を続けてください。ニキビの治療は医療(皮膚科)の領域ですが、洗顔には洗浄によって肌を清潔に保ち、ニキビを防ぐ』という大切な予防の役割があります。ただし、ニキビの主な原因は汚れだけではないため、洗顔の回数をやみくもに増やしても解決はしません。よく泡立てて、指が肌に当たらないように洗いましょう。赤みや痛みが続くときは、皮膚科にご相談ください。

洗顔ブラシは使わないほうがいいですか?

使わないことをおすすめします。毛先が肌に触れる時間だけ摩擦が増えます。泡で洗えば、道具は要りません。


まとめ|洗顔で押さえるのは4つ

まとめというメッセージカードを持っている女性
  1. 32〜34℃のぬるま湯で、顔全体を濡らす
  2. 洗顔料を1〜2cmとって、手のひらいっぱいの泡を作る
  3. 額と鼻から洗い、目元と口元は泡をのせるだけにする
  4. 20回すすいで、タオルを押し当てて水分を吸わせる

洗顔でいちばん差が出るのは、洗浄力ではなく摩擦です。お肌に触れる(こする)回数を減らすほど、肌あれを防ぎ、すこやかな状態を保ちやすくなります。

今夜から変えられるのは、お湯の温度です。いつもより少しぬるいと感じるくらいに下げて、1週間続けてみてください。朝のつっぱり方が変わってきます。

  • URLをコピーしました!
目次