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クレンジング選びで迷う原因は種類が多いことではありません。自分のメイクの濃さを基準にしていないからです。
ドラッグストアの棚には、オイル、バーム、ジェル、ミルクが並びます。パッケージに書いてあるのは、毛穴、うるおい、W洗顔不要、まつエク対応。この状態で肌にやさしそうなものを手に取るとだいたい外します。落ちなくて2回こするか、落ちすぎて夕方につっぱるか。どちらも選ぶ順番を間違えた結果です。
順番はこうです。まず、今日落とすメイクを決める。ウォータープルーフのマスカラを使う日なのか、日焼け止めと軽いパウダーだけの日なのか。ここで必要な洗浄力の下限が決まります。そのあとに肌質を見て、洗い上がりの好みを足す。この2手で候補は3つ以内まで減ります。
逆に言えば、肌質から入ると絞れません。乾燥肌向けと書かれた商品は何十本もあって、そこにメイクの情報が乗っていないからです。
クレンジングは洗浄力と使う場面で決まる
クレンジングの種類は9つ。洗浄力の強さと、どんな人に向くかを並べました。
| 種類 | 洗浄力の目安 | 向いている人 | 気をつける点 |
|---|---|---|---|
| オイル | 高め | 濃いメイク、ウォータープルーフ、毛穴の汚れ | 乾燥やぬるつきを感じる商品もある。乳化が要る |
| バーム | 高め | 濃いメイク、しっとりした洗い上がりが好み | ジャータイプは衛生管理と置き場所に注意 |
| 油性ジェル | 中〜高 | ジェルの厚みで摩擦を減らしたい人 | 商品ごとの差が大きい |
| 水性ジェル | 穏やか〜中 | ナチュラルメイク、さっぱり派 | 濃いメイクには力不足なことがある |
| クリーム | 穏やか〜中 | 乾燥肌、しっとり感を重視する人 | 油膜感が残る場合がある |
| ミルク | 穏やか | 薄いメイク、敏感肌・乾燥肌 | カバー力の高いファンデやマスカラには不向き |
| リキッド・ウォーター | 穏やか〜中 | 手軽さ重視、まつエク使用中 | コットンでこすると摩擦が増える |
| シート | 商品による | 旅行、疲れきった夜、緊急時 | 拭き取りの摩擦が大きい。毎日は避ける |
| ポイントリムーバー | 高め | マスカラ、アイライナー、落ちにくいリップ | 目元と口元だけに使う |
ここで先に釘を刺しておきます。同じオイルでも、配合成分や処方によって落ち方はまるで違います。種類の名前だけで判断せず、商品ごとのメイク落ちと使い方を確認してください。
肌質別のクレンジングの選び方
乾燥肌
ミルク、クリーム、しっとり系のバーム。この3つから選びます。洗浄力が強すぎず、洗い上がりのつっぱり感が出にくいものが合います。
ただし、落ちないメイクを何度もこすって落とすのは本末転倒。濃いアイメイクだけポイントリムーバーで先に落として、顔全体は穏やかなタイプでさっと済ませる。この分担が一番ラクです。
敏感肌・ゆらぎ肌
低刺激設計※1、無香料、アルコールフリー、アレルギーテスト済み※2の表示を確認したうえで、ミルクか敏感肌向けのジェルから試してください。低刺激設計※1のオイルも候補になります。(※1 すべての方に皮膚刺激が起こらないわけではありません ※2 すべての方にアレルギーが起こらないわけではありません)
水クレンジングや拭き取りシートは便利ですが、落ちないぶん何度もこすることになりがち。精油やエタノールが刺激になる人もいるので、肌が不安定な時期は使用前に少量で試すほうが安全です。
脂性肌・毛穴の詰まりが気になる
皮脂やウォータープルーフのメイクには、オイルとバームが向きます。油性の汚れには油性の成分がなじみやすいからです。とはいえ、強く押しつけたり、長々とマッサージしたりするのはやめてください。摩擦で肌を傷めるだけです。
洗い上がりのべたつきが苦手なら、エステル系や炭化水素系のオイル、さっぱりタイプのオイルを選ぶ手もあります。なお、毛穴ケアをうたう商品でも、毛穴そのものの形が変わるわけではありません。あくまで汚れや角栓を落とすためのケアです。
混合肌
Tゾーンは皮脂が多く、頬は乾きやすい。1本で全部を解決しようとすると、どちらかに合わなくなります。
顔全体はジェルか軽めのオイルで、濃い部分だけポイントリムーバー。量とタイプを部位ごとに変えたほうが、すこやかな肌を保ちやすくなります。
メイクの濃さ別の選び方
ナチュラルメイク
ミルク、水性ジェル、クリーム、リキッド。穏やかなタイプで足ります。日焼け止めや落ちにくい眉、マスカラを使っている日だけ、その部分を別で落としてください。
濃いメイク・ウォータープルーフ
オイルかバーム。目元と口元は専用リムーバーに任せると、顔全体を何度もこすらずに済みます。
肌にやさしい商品を選んだのにメイクが落ちず、結局3回こする。これでは肌への負担は増えます。一度で落ちる洗浄力と、洗い上がりの乾燥感。このバランスで決めてください。
まつエクをしている人
オイル成分がグルーを緩める場合があるため、商品にまつエク対応と明記されたものを優先します。サロンから指定がある場合は、そちらが先です。
おすすめクレンジング5選【2026年】
迷ったらこれ『ファンケル マイルドクレンジング オイル』
2026年4月にリニューアルされました。
このクレンジングの特徴は、なんといっても『手や顔が濡れていても使える』こと。お風呂の中でサッとメイクが落とせるので、バタバタしがちなバスタイムの時短になります。
また、一般的なグルーを使ったマツエクにも対応していて、ウォータープルーフのマスカラもしっかり落とせる設計です。汚れを落とす力を持ちながら、洗った後のつっぱり感を感じにくいのもポイント。防腐剤や合成香料を使っていない処方で、乾燥が気になる方にも使いやすい仕様になっています。毎日のスキンケアを少しでも楽にしたい方にぴったりのアイテムです。
コスパ重視『アテニア スキンクリア クレンズ オイル』
毎日のクレンジングの手間を減らしつつ、肌への負担を抑えたい方におすすめです。
最大の特徴は、W洗顔が不要である点です。濡れた手でも使用でき、一般的なグルーを使用したまつ毛エクステにも対応しているため、環境を問わず使いやすい仕様となっています。
また、摩擦を軽減する弾力のあるオイル処方と、保湿成分であるホホバオイルなど8種類の植物エモリエントオイル(※すべて保湿・整肌成分)が配合されており、メイクを素早く落としつつ、なめらかな洗い上がりを実現します。
スキンケアの時間を効率化し、かつクレンジングの機能性を求める方におすすめのアイテムです。
乾燥肌・敏感肌に『キュレル 潤浸保湿 ジェルメイク落とし』
乾燥肌や敏感肌の方におすすめです。
最大の特徴は、肌の必須成分セラミドを守りながら洗えること。やわらかなジェルがなじむので、ゴシゴシ強くこすらなくても、毛穴に入り込んだファンデや口紅をすっきり落とせます。
さらに、消炎剤(有効成分)が配合された医薬部外品なので、メイクを落としながら肌荒れを防いでくれるのも嬉しいポイント。洗い上がりのベタつきもなく、肌への負担を抑えたい方にぴったりです。乾燥や肌荒れが気になる方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
乾燥肌に『カウブランド 無添加 メイク落としミルク』
乾燥肌はこちらもおすすめです。
最大の魅力は、肌への負担をとことん考えた無添加処方であることです。着色料や香料、防腐剤などがカットされており、デリケートな肌にも使いやすい設計になっています。
また、なめらかなミルク状のテクスチャーなので、ゴシゴシこすらなくてもメイクにスッとなじみます。洗い上がりのツッパリ感が少なく、肌本来のうるおいを守りながら汚れを落とせるため、乾燥が気になる方にもぴったりです。日々のスキンケアを優しいものに見直したい方は、ぜひチェックしてみてください。
毛穴の汚れが気になるなら『PERFECT ONE FOCUS スムースクレンジングバーム』
毎日のメイク落としで毛穴の汚れが気になる方におすすめです。
特徴は、毛穴の3600分の1サイズのナノオイル(※洗浄成分)が配合されている点です。微細なオイルが毛穴のすみずみまで届き、メイクだけでなく角栓や余分な皮脂汚れまでしっかり浮かせて洗い流してくれます。
肌にふれると瞬時にとろける柔らかなテクスチャなので、摩擦を抑えて優しく洗えるのも魅力です。 オレンジとベルガモットの天然精油(※着香剤)の香りで、クレンジングが心地よい時間に変わります。毛穴汚れをすっきり落としたい方は、ぜひチェックしてみてください。
クレンジングの正しい使い方
順番を守るだけで、落ち方も肌当たりも変わります。
- 手を洗い、商品に表示された量を使う。量をケチると摩擦が増えます。
- 乾いた手か濡れた手か商品に書かれてある指定を守る。
- 頬、額、鼻、あごの順に、力を入れず素早くなじませる。
- オイルは少量の水を足して白く濁らせる。これが乳化です。
- ぬるま湯で十分に洗い流す。
- タオルでこすらず押さえて水分を取る。
量を減らさない、長時間こすらない、落ちにくい部分は専用品に任せる。 この3つを守れば、肌への余分な負担を大きく減らすことができます。使用後に赤み、ヒリつき、かゆみ、湿疹が続く場合は使用をやめて、皮膚科を受診してください。
よくある質問
シートタイプを毎日使ってもいい?
やめてください。拭き取る動作そのものが摩擦になります。旅行や、どうしても動けない夜の非常手段として持っておくのがちょうど良いくらいです。
W洗顔は必要?
商品にW洗顔不要と書かれていれば不要です。書かれていない場合は洗顔料で落とします。不要と書かれた商品で洗顔を重ねると、必要な皮脂まで落として乾燥することがあります。
洗浄力が強いと肌に悪い?
メイクの濃さと釣り合っていれば問題ありません。困るのは、洗浄力が足りずに何度もこするパターンと薄いメイクに強すぎるものを使い続けるパターン。どちらも摩擦か乾燥につながります。
何本持つのが正解?
2本をすすめます。ふだん用が1本と、ポイントリムーバーが1本。濃いメイクの日が多い人は、オイルかバームを足して3本体制にすると回しやすくなります。
まとめ
最後に早見表を置いておきます。
| 状況 | 選ぶタイプ |
|---|---|
| 濃いメイク・ウォータープルーフ | オイル、バーム |
| 乾燥肌 | ミルク、クリーム、しっとり系バーム |
| 敏感肌 | 低刺激設計※のジェル、ミルク、オイル |
| 毛穴・角栓 | オイル、バーム、毛穴ケア設計のジェル |
| ナチュラルメイク | ミルク、水性ジェル、クリーム |
| まつエク | まつエク対応と明記された商品 |
| 疲れた日・旅行 | 水クレンジング、シート |
※すべての方に皮膚刺激が起こらないわけではありません
季節で使い分けるのも手です。皮脂が増える夏はオイルや油性ジェル、空気が乾く冬はバームやクリーム。同じ肌でも、必要な洗浄力は1年のあいだに動きます。
※本記事の価格や仕様は2026年8月15日時点の情報です。購入前に公式サイトで最新情報を確認してください。肌に合わない場合は使用を中止してください。

