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【初心者向け】クレンジングの乳化とは?正しいやり方と失敗する原因を解説

若い笑顔な女性

クレンジングの乳化をやってはみたけれど、白く濁った試しがない。そもそも何のためにやるのかも、正直よく分かっていない。今回はクレンジングの乳化について解説していきます。

手順としては水を2〜3滴加えて時間にして20秒か30秒なじませてあげる。たったこれだけです。

うまくいかないときの原因は、水の量、手や顔の濡れ具合、お湯の温度、クレンジング剤の量。この4つのどこかに引っかかっているだけで、器用さもコツも関係はありません。

目次

乳化とは

クレンジング

油を水で流せる状態に変えること。

油と水は放っておけば弾き合います。ドレッシングの瓶を振ると、分かれていた油と酢がいったん白く混ざりますよね。あれと同じことを手のひらの上で起こす。それが乳化です。

仲を取り持つのは、クレンジング剤に配合されている界面活性剤。これに水を少し足してなじませると、油分が細かい粒になって水の中へ散らばります。見た目は白く濁り、指の滑りは軽くなる。この現象が起きれば、メイクの油汚れは水と一緒に流れていきます。

乳化させないまますすぐと、油は水を弾いたままです。流れないから何度もこすることになって、摩擦だけが増える。乳化はメイク落としの仕上げというより、すすぎを楽にするための準備の工程だと思ってください。

正しいやり方は4つ

オイルとバームを想定して書きます。順番にも意味があるので、番号どおりにやっていきましょう。

STEP
乾いた手と乾いた顔でなじませる

手と顔は水気を拭いてからにしましょう。濡れた手でクレンジング剤を取ると、メイクになじむ前に乳化が始まります。油分がメイクを溶かす前に水と混ざってしまうわけなので、これだと汚れが残ってしまいます。

量はケチらないでください。基本は説明書の推奨量をきっちり守る事。オイルなら2〜3プッシュ、バームならスパチュラで指定のぶんを取って、顔の中心から外側へ広げます。足りないと指が滑らず、結局こするはめになります。

なじませる時間は40秒から1分。といっても時計を見る必要はなく、指がスッと滑り出したら、そこが切り替えどきです。

落ちにくいマスカラやティントは、先に専用のリムーバーで。顔全体のクレンジングで無理に落とそうとすると、目のまわりにばかり負担がかかります。

STEP
水を2〜3滴だけ足す

ここが山場。手のひらに水を2〜3滴、ほんの少しだけ取ります。

多すぎると乳化しません。水が一気に入ると界面活性剤の働きが追いつかず、油と水が混ざらないまま流れてしまう。白く濁らないという人は、まずここを疑ってください。

指先が軽く湿る程度で足ります。足りなければ、また数滴足せばいいだけ。

STEP
白く濁るまで20〜30秒なじませる

指の腹で頬から円を描くように。力は要りません。

白っぽく濁ってきたら合図です。重かった油の感触が軽くなるのも同じ合図。浴室の照明だと色の変化は案外見えにくいので、そのときは手の感触だけで判断してかまいません。ぬるっとした抵抗が消えて、指がスルスル動く。そうなったら終わりです。

工程時間の目安終わりの見分け方
メイクになじませる40秒〜1分指が滑るようになる
水を足して乳化20〜30秒白く濁り、感触が軽くなる
すすぎ30秒〜1分ぬめりが完全に消える
STEP
32℃前後のぬるま湯で流す

人肌よりぬるいくらいの32℃前後が目安です。熱いシャワーを顔に直接当てるのはやめてください。必要な皮脂まで持っていかれて洗い上がりがつっぱります。

すすぎは30秒から1分。乳化にかけた時間より長く流すつもりで。ここが短いと、せっかく水に乗せた油分が肌に戻ってきます。残りやすいのは生え際、小鼻の脇、フェイスライン、耳の前。意識して手を動かさないと、毎回同じ場所に残ります。

タオルは押さえるだけ。最後までこすらない。摩擦は厳禁です。

失敗する原因

だいたいはこの4つのどれか。

白く濁らない。ぬるぬるが取れない。症状は違っても、たどっていく先はだいたい4つに絞れます。

症状考えられる原因対処
白く濁らない水を足しすぎているいったんぬるま湯で流し、顔を軽く拭いてから2〜3滴でやり直す
ぬるぬるが残る乳化が足りない、またはすすぎ不足濁りを確認してから流す。すすぎは30秒以上
洗い上がりがつっぱるお湯が熱い、なじませ時間が長い32℃前後まで下げ、なじませは1分以内で切り上げる
メイクが落ちきらないクレンジング剤の量が少ない推奨量まで増やす。少量でこするのが一番肌に響く

もうひとつ、地味に多いのがお風呂での失敗です。湯船に浸かってからクレンジングを始めると、顔も手も濡れている。これでは乳化のしようがありません。浴室に入ってすぐ、顔が乾いているうちに済ませる。順番を変えるだけで解決します。

乳化が必要なもの・不要なもの

ここまではオイルとバームの話でした。手持ちが別のタイプなら、事情が変わります。

クレンジングのタイプ乳化理由
オイル必要油分が多く、水を足さないとすすぎで弾く
バーム必要肌の上で溶けてオイル状になるため同じ扱い
ジェル油性タイプのみ水で流したときにぬるつくなら油性。軽く乳化させるとすすぎが早い
ミルク不要製造の段階ですでに乳化された状態
クリーム不要同上。すすぎにくいと感じるときだけ水を足す
拭き取りシート不要水で流さないため乳化という工程が存在しない

ミルクやクリームで水を足しても変化が分かりにくいのは、最初から混ざっているからです。無理に乳化させようとしなくていいのです。

ダブル洗顔不要のクレンジングを使っている場合

乳化してすすいだあと、洗顔料は使いません。そのぶん、すすぎの丁寧さがそのまま仕上がりに出ます。ぬめりが消えるまで、いつもより10秒長く。

ダブル洗顔が必要な製品なら、すすいだあとに泡立てた洗顔料へ。クレンジングは主にメイクなどの油性汚れ、洗顔料は汗やほこりなどの水性汚れを落とすのが得意です。製品ごとの設計や推奨されている使用方法に合わせて、丁寧にお手入れすることが大切です。

よくある質問

水ではなくぬるま湯でも乳化しますか

かまいません。冬場はぬるま湯のほうがなじみが早いくらいです。熱いお湯だけは避けてください。

シャワーを顔に当てながら乳化してもいいですか

やめてください。水量が多すぎて、乳化する前に流れます。手のひらに数滴が一番失敗しません。

乳化させるとメイクの落ちが弱くなりませんか

なりません。メイクを溶かす仕事は、水を足す前の段階でほぼ終わっています。乳化はそれを水に乗せて運び出す工程なので理屈上メイクの落ちは弱まりません。

まつげエクステをしていても乳化していいですか

乳化そのものは問題ありません。ただ、オイルやバームは接着剤の種類によって使用を控えるよう案内されることがあります。施術したサロンの指示を優先してください。

乳化を忘れてすすいでしまいました

ダブル洗顔が必要な製品ならそのまま洗顔料へ進んでかまいません。不要タイプなら、ぬるま湯でもう10秒流しておけば十分です。

今夜から変えること

乾いた手と顔でなじませる。水は2〜3滴。白く濁って指が軽くなるまで20〜30秒。32℃前後で流す。覚えるのはこれだけです。

今夜、水を足したあとに20秒だけ数えてみてください。すすぎ終わりのぬめりの残り方で、できているかどうかはすぐ分かります。

肌に赤みやかゆみが出ているときは、洗い方を自己流で変える前に皮膚科へ相談してくださいね。

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