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【スキンケアの基本】正しい順番とやり方を初心者向けに解説

スキンケアグッズを並べた

もう歳だから。もともと肌が弱いから。そんなふうに、スキンケアを半分あきらめかけている方もいらっしゃると思います。

ただ、肌の状態は生まれ持った素質だけで決まるわけではありません。毎日の丁寧なお手入れで、お肌を健やかに保ち、うるおいに満ちた状態を維持することが大切です。

高い化粧品をそろえなくても大丈夫です。先に知っておきたいのは、毎日の扱い方のほうだと思います。

目次

スキンケアの基本

クレンジング

水分が先で油分があと。

順番で迷ったときの判断基準は、ひとつしかありません。水っぽいものを先に、油っぽいものをあとに重ねる。覚えておくのはこの一点で足ります。

化粧水で水分を届けて、乳液やクリームの油分でフタをする。逆にすると、油の膜の上から水をかけることになってしまいます。

アイテムごとの役割を整理してみます。

アイテム役割
クレンジングメイクや皮脂汚れを落とす
洗顔料汗やほこりといった古い角質を落とす
化粧水角質層にうるおいを届け、あとに使うものをなじみやすくする
美容液乾燥などの肌悩みに合わせた保湿成分などを届ける
乳液・クリーム油分でうるおいを閉じ込め、乾燥を防ぐ
日焼け止め紫外線を防ぎ、日やけから肌を守る

役割さえ頭に入っていれば、順番は自然と思い出せます。水分を入れて、フタをする。ほかの手順は、あとから足していけば十分です。

朝と夜で変わるスキンケアの順番

スキンケアの順番に悩む女性

やることの目的が違うので、前後に1つずつ足し引きがあります。朝は寝ているあいだの汗や皮脂を落として、これから浴びる紫外線に備える時間。夜はメイクと日中の汚れを落として、乾燥を持ち越さないようにする時間です。

朝のスキンケアの順番

  1. 洗顔料で、寝ているあいだに出た皮脂や汗を落とす
  2. 化粧水を500円玉大とって、角質層にうるおいを届ける
  3. 美容液で、乾燥などが気になる部分にうるおい成分を足す
  4. 乳液かクリームを薄くのばして、うるおいにフタをする
  5. 日焼け止めをパール2粒分、顔全体に塗り広げる

夜のスキンケアの順番

  1. クレンジングで、メイクと毛穴に入った汚れを浮かせて流す
  2. 洗顔料を泡立てて、クレンジングで落としきれない汗やほこりを落とす
  3. 化粧水を500円玉大とって、湯上がり5分以内につける
  4. 美容液で、乾燥などが気になる部分にうるおい成分を足す
  5. 乳液かクリームを薄くのばして、うるおいにフタをする

違うのは2か所だけです。朝は最後に日焼け止めを足して、夜は最初にクレンジングを足す。真ん中の3つは朝も夜も共通しています。

導入美容液(ブースター)を使うとき

洗顔のあと、化粧水より先に使うアイテムです。あとから使う化粧水をなじみやすくする役割なので、順番を入れ替えると持ち味が出にくくなってしまいます。

必須ではありません。お持ちでない方は、そのまま化粧水へ進んでいただいて大丈夫です。

スキンケアの出発点はクレンジング

汚れや古い角質が残ったままの肌に化粧水を重ねても、角質層のすみずみまではなじみません。まず落とす。ここが飛んでしまうと、そのあとに美容液を足しても期待した使い心地になりにくいところがあります。

クレンジングのやり方を5つに分けてみます。

  1. 手も顔も濡らさない状態で始めます。水分が残っているとメイクを浮かせる力が落ちてしまいます
  2. オイルなら4プッシュを目安に、たっぷり手に取ります。少なめだと、指が直接肌をこすることになります
  3. 中指と薬指の腹で、上から下へ、または小さく円を描くようになじませます。力はほとんどいりません
  4. 少量の水を足して、オイルが白く濁るまで指を動かします。濁ったら流していい合図です
  5. 32〜34℃のぬるま湯で流します。ちょっと冷たいかもと感じるくらいの温度が目安です

肌にのせている時間は、30秒から1分ほどで十分です。長くなるほど、必要な皮脂まで一緒に流れてしまいます。すすぐときはシャワーを顔に直接当てず、手にお湯をためて押し当てるようにすると、摩擦を減らせます。

いちばん多い失敗はこすりすぎ

しかも良かれと思ってやっていることなので、なかなか気づけないところがあります。

摩擦は肌に負担をかけ、乾燥やごわつき、乾燥によるくすみの原因にもなりやすいです。洗顔後にタオルでゴシゴシ拭くのも同じで、タオルを押し当てて水分を吸わせるだけで足ります。

これまでゴシゴシ拭いていた方も、今日から変えれば間に合います。

洗顔のポイントは泡のクッション

泡が少ないまま洗うと、手のひらが直接肌をこすってしまいます。洗顔料は先にしっかり泡立てて、指と肌のあいだに泡をはさむイメージで動かすと、負担が軽くなります。

お湯の温度は32〜34℃くらい。熱いお湯は気持ちいいのですが、必要な皮脂まで流れて、乾燥やカサつきにつながりやすくなります。

角質ケアの頻度もほどほどで大丈夫です。角質ケア(※物理的に古い角質を洗い流すお手入れ)を毎日続けると、角質を落としすぎてしまい、お肌が乾燥しやすくなります。スクラブなら週1回、シートマスクは10〜15分あたりが目安です。

化粧水は湯上がり5分以内で量は500円玉大

お風呂上りにスキンケアをしている若い女性

湯上がりの肌はうるおって見えますが、逃げていくのも速く、5〜10分で水分量は下がりはじめます。髪を乾かすのが先か化粧水が先かで迷ったときは、化粧水を先にすると安心です。

1回に使う量は、手のひらに出して500円玉くらいの大きさ。コットンを使う場合も同じ量が目安です。少なめだと顔全体に行き渡らないうえ、伸ばすときの摩擦も増えてしまいます。

手で塗るなら、手のひらで軽く広げてから顔にのせて、最後に両手でやさしく押さえます。コットンなら、ひたひたになるまで含ませて、顔の中心から外側へすべらせます。

パンパンと叩き込む塗り方は、肌への刺激になりやすいところ。そっと押さえるだけでも、うるおいは角質層まできちんと届きます。

美容液は目的に応じて1本

保湿、うるおい、年齢に応じたお手入れ。美容液は目的別に分かれているので、つい何本も重ねたくなります。

ただ、重ねるほど肌に触れる回数が増えて、摩擦の機会も増えていきます。油分が多くなりすぎて、かえって肌の調子が乱れることもあります。

今のお肌の状態に合うものを1本。。まずはそれで十分です。塗るタイミングは、化粧水のあと、乳液の前。

乳液とクリームはどちらか一方でも十分

この2つの違いは、水分と油分の比率だけです。乳液は水分が多めでみずみずしく、クリームは油分が多めでこっくり。フタをする役割は、どちらも変わりません。

両方そろえる必要はありません。肌質と季節で選び分けていただければ大丈夫です。

肌質選び方の目安
乾燥肌・敏感肌乳液のあとにクリームを重ねてもよい
脂性肌・ベタつきが気になる肌乳液のみ。さっぱりタイプが向いています
混合肌全体は乳液、乾く部分にだけクリームを足す

迷ったときは、夏は乳液、冬はクリーム。それくらいの割り切りでも問題ありません。

日焼け止めは朝ケアの最後でパール2粒分

肌の乾燥やキメの乱れには、日々浴びている紫外線が関わっています。紫外線は角質層のうるおいを奪うので、保湿をがんばっていても、防がないままだと追いつきにくくなります。

朝、顔を洗ったら日焼け止めまで。ここまでで1セットと考えると、忘れにくくなります。

顔全体の適量は0.8〜1g

クリームやジェルならパール2粒分、手のひらに出すと500円玉くらいの面積です。液状タイプなら1円玉2枚分ほど。多いと感じる量ですが、これを下回るとSPFやPAの表示どおりには働きにくくなってしまいます。

ムラを防ぐには、額、両ほお、鼻、あごの5か所に置いてから、中心から外側へ伸ばしていきます。

忘れがちなのが首と手の甲です。乾燥しがちな部位だからこそ、年齢に応じたうるおいケア(エイジングケア)を心がけましょう。

室内にも届いている紫外線

今日は出かけないから塗らない。実はここが見落としやすいところです。UV-Aは窓ガラスを通り抜けるので、部屋にいても肌には届いています。

日焼け止めは、汗や皮脂、マスクや手の摩擦でも少しずつ落ちていきます。外で過ごす日は2〜3時間おき、室内で過ごす日でも3〜4時間おきに塗り直せると安心です。

メイクの上から直すのが大変な日は、日傘やUVカットの羽織りに頼る方法もあります。物理的に遮ってしまうほうが確実なので、無理のない範囲で選んでいただければと思います。

覚えておきたい成分と朝夜の使い分け

成分は配合目的とセットで覚えると、選ぶときに迷いにくくなります。

成分名配合目的使い方のコツ
セラミド保湿成分(肌にうるおいを与え、乾燥を防ぐ)毎日でOK。乾燥しやすい方はここから
ヒアルロン酸保湿成分(肌にうるおいを与える)テクスチャーの好みで選んで問題なし
ナイアシンアミド整肌成分(肌にうるおいを与え、すこやかに保つ)朝夜どちらでも使いやすい
ビタミンC誘導体整肌成分(肌を整え、うるおいを与える)朝のケアに取り入れやすい
レチノール整肌成分(肌を整え、肌をやわらげる)夜のみ。最初は米粒大を週1〜2回から

※上記はすべて一般化粧品としての配合目的です。医薬部外品(薬用化粧品)の有効成分としての効能とは異なります。

レチノール(整肌成分)はデリケートな成分のため、初めてお使いになる際や敏感肌の方は、量や頻度を控えめから様子を見て試すのがおすすめです。万が一、使用中にお肌に赤みや刺激を感じた場合は、すぐに使用を中止して、水で洗い流してください。

また、ドラッグストアなどでお買い物をするときは、パッケージの「化粧品」や「医薬部外品(薬用)」という表示を見てから選ぶと、ご自身の目的に合うものが見つかりやすくなります。

全部そろえなくても大丈夫です。今いちばん補いたい部分や、お肌の状態に合うものを、まずは1つだけ。

肌をつくるのは毎日の食事

当たり前すぎる話なのに、スキンケアの話をしていると忘れがちなところです。

体をつくる材料は、毎日の食事から来ています。まずはタンパク質。肉、魚、卵、大豆製品を毎食どこかに入れる。1日に必要な量は、体重1kgあたり1g前後が目安といわれています。

野菜や海藻でビタミンやミネラルも摂れると理想的ですが、完璧を目指すと続きません。タンパク質が足りているかどうか、ときどき振り返るくらいで十分だと思います。

いちばんの落とし穴はやりすぎ

いちばんお伝えしたいのがここです。

何種類も重ねて、何度も肌に触れて。よくなりたい一心なのに、摩擦が積み重なって肌の調子が乱れてしまう。そういうケースが本当に多いです。

必要なものを、決められた量、やさしく。それで足ります。

スキンケアの基本についてよくある質問

Q&A

スキンケアは何から始めればいいですか?

クレンジングと洗顔からです。落とし方が雑なままだと、そのあとに何を重ねても角質層までなじみにくくなってしまいます。次に化粧水、乳液、日焼け止め。この5つがそろってから、美容液を考えれば十分です。

化粧水と乳液はどちらが先ですか?

化粧水が先です。水分を先に届けて、油分を含む乳液やクリームであとからフタをします。逆にすると、油の膜が水分の通り道をふさいでしまいます。

朝も洗顔料を使ったほうがいいですか?

使うことをおすすめします。寝ているあいだの皮脂や汗が残ったままだと、そのあとに塗るものがなじみにくくなるためです。乾燥が気になる方は、洗顔料の量を減らす、Tゾーンだけにするなど、加減で調整していただくと安心です。

乳液とクリームは両方使うべきですか?

どちらか一方でも十分です。違いは水分と油分の比率だけ。乾燥がつらい時期だけ両方使い、それ以外は片方にする。この使い分けがいちばん続けやすいと思います。

スキンケアは何品目そろえるべきですか?

クレンジング、洗顔料、化粧水、乳液かクリーム、日焼け止め。この5つで足ります。品目を増やすほど肌に触れる回数も増えるので、摩擦の面ではむしろ不利になりやすいです。

日焼け止めは室内でも塗ったほうがいいですか?

塗っておくと安心です。UV-Aは窓ガラスを通り抜けるため、室内にいても紫外線は届いています。

日焼け止めはどのくらいの量を塗ればいいですか?

顔全体で0.8〜1g、パール2粒分が目安です。手のひらに出すと多く感じますが、この量を下回るとSPFやPAの表示どおりには働きにくくなります。

レチノール(整肌成分)は毎日使っていいですか?

慣れるまでは週1〜2回にとどめておくと安心です。夜のケアで、量は米粒大くらいから。赤みやカサつきが出るようなら間隔をあけて、症状が続く場合は皮膚科にご相談ください。

まとめ|スキンケアの基本は4つ

まとめというメッセージカードを持っている女性
  1. クレンジングと洗顔は、こすらずに32〜34℃のぬるま湯で流す
  2. お風呂から上がって5分以内に、化粧水を500円玉大つける
  3. 化粧水のあとは、乳液かクリームどちらかでうるおいにフタをする
  4. 朝の仕上げに、日焼け止めをパール2粒分塗る

美容に一発逆転はありません。地味な積み重ねだけが、5年後10年後の自分を裏切らない方法だと思っています。

まずは明日の朝、日焼け止めをパール2粒分だけ手のひらに出してみるところからいかがでしょうか。量を目で見ておくと、次の日から迷わなくなります。

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