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クレンジングバームの使い方|量の目安と溶かし方と乳化までの手順を解説

さくらんぼとクレンジングバーム

クレンジングバームを買ったはいいものの、量はどれくらいで、どうやって溶かすのか。なんとなくの自己流で使っている人はいませんか?

やることは4つ。さくらんぼ大を乾いた手に取り、手のひらで10秒ほど温めてとろけさせる。顔になじませたら、水を2〜3滴足して乳化させる。クレンジングバームの使い方は、ここの流れを意識するとよりスムーズになじませやすくなります。

つまずく場所も決まっています。溶かし方と、量。固いまま顔にのせて肌をこすってしまうか、少なすぎて汚れが残るか、そのどちらかです。

目次

クレンジングバームとは

クレンジングバームとは、常温では固形で、肌にのせると体温でオイル状に変わるクレンジング剤のこと。

固形といっても石けんのような硬さではなく、やわらかい軟膏に近い質感です。油分をワックスなどで固めた処方になっていて、融点が体温のあたりに設定されている。だから手のひらで温めると数秒でとろりと崩れます。ここが他のタイプとの一番の違いです。

オイルやクリームとの違いは、こう整理できます。

タイプ状態の変化乳化向いている人
バーム固形からオイル状に変化必要しっかりメイクを落としたい人
オイルさらっとした液状必要手早くメイクを落としたい人
クリームなめらかな質感不要しっとりした洗い上がりが好きな人(マイルドな洗浄力)

バームは容器から液が漏れないので、旅行や出張に持っていくなら液だれしにくいため、持ち運び用としても大変重宝します。かわりに、取り出して温めるという手間が毎晩1回増えます。

バーム以外のタイプも迷っているならこちらもどうぞ

クレンジングバームの使い方は6つ

クレンジングバームとスパチュラ

1. 乾いた手と乾いた顔で始める

手も顔も、水気を拭き取ってから始めてください。濡れた手で触ると、メイクになじむ前に乳化が始まります。

バームは水に触れた瞬間から性質が変わります。油分がメイクを溶かす仕事をする前に水と混ざってしまうので、汚れが浮かないまま流れて終わる。お風呂で先に体を洗ってから、濡れた手のままメイクを落としている人は、ここを直すだけで落ち方が変わります。

顔の水滴も同じです。洗面所ならタオルで軽く押さえてから。

2. スパチュラで取る

付属のスパチュラを使ってください。衛生的に気持ちよく使い切るためにスパチュラ(ヘラ)を使いましょう

DUOやink.、クレージュのように専用スパチュラが付いている製品は、それを使う前提で容量が設計されています。なくしてしまった場合は、清潔なスプーンの柄や、化粧品用の小さなヘラで代用を。パーフェクトワン フォーカスのようにスパチュラ不要とうたっている製品もあり、この場合は指で取って構いません。

使い終わったスパチュラは洗って乾かしてから戻します。バームが付いたまま容器に差し込むと、そこから傷みます。

3. 量はさくらんぼ大

目安はさくらんぼ大、重さにして1〜2g。少ないと指が滑らず、こする力がそのまま肌にかかります。

メーカーによって表記はばらつきます。主なところを並べるとこうなります。

ブランド公式サイトの表記
DUO ザ クレンジングバームさくらんぼ大 約3g
パーフェクトワン フォーカスさくらんぼ粒大 直径2cm程度
RMKマスカット粒大
THREE約2.5cm
ink./クレージュ専用スパチュラに山盛り1杯

さくらんぼとマスカットでは、実際に手に取るとかなり違います。手持ちの製品があるなら、まず公式の表記どおりに一度計ってみてください。多くの人が、思っているより少なく取っています。

濃いメイクの日は少し増やす。ノーメイクに近い日は減らす。この調整は指の滑りで判断できます。

4. 手のひらで10秒ほど温めて溶かす

ここが最大の山場です。取り出したバームを手のひらにのせ、もう片方の手で包むようにして10秒ほど。透明感が出て、指の間を流れるくらいまでゆるめます。

固形のまま顔にのせるのは、いちばんやってはいけない使い方です。固まりを肌の上で引きずることになり、摩擦が全部肌にいきます。

溶けるまでの時間は室温で変わります。25℃前後の部屋なら5秒から10秒。10℃を下回る真冬の洗面所だと、20秒以上かかることも珍しくありません。冬場はバームを浴室に持ち込んで、湯気で容器ごと温まった状態から使うと早く溶けます。

DUOやバニラコ、THREEは公式サイトでも手のひらでとろけさせる工程を案内しています。一方でink.やクレージュのように、この工程に触れていない製品も。記載がなくても、温めて損することはありません。

5. 顔の中心から広げて40秒〜1分なじませる

Tゾーンから始めて、頬、フェイスライン、目元の順。皮脂の多い場所を先に、皮膚の薄い場所を後にします。

指の腹で円を描くようにやさしく。力は要りません。溶けたバームがメイクとなじむと、指がスッと軽く滑るようになります。それが合図です。

時間をかけすぎるのも避けてください。時間をかけすぎると、洗い上がりに肌の乾燥(つっぱり感)を感じやすくなることがあります。40秒から1分。鏡の前で数を数える程度で十分です。

目のまわりは最後に、力を抜いて。ウォータープルーフのマスカラや落ちにくいティントは、先に専用のリムーバーで落としておくほうが安全です。

6. 水を2〜3滴足して乳化させ32℃前後で流す

手のひらか顔に水を2〜3滴だけ足して、20秒ほどなじませます。全体が白く濁ったら、油分が水に流せる状態に変わったサイン。

そのまま32℃前後のぬるま湯ですすぎます。DUOの公式サイトでは20〜30回ほど丁寧に洗い流すよう案内されていて、感覚としては30秒以上かけるつもりで。フェイスラインと小鼻のわきに残りやすいので、そこは意識して。

乳化を飛ばすと、油が水を弾いたまま流れません。何度もこすることになるので、結局この工程を省いたほうが時間がかかります。

水を入れすぎたときの直し方や、白く濁らない原因はこちらもどうぞ

工程ごとの目安をまとめます。

工程目安の時間押さえどころ
温める10秒透明感が出て流れるまで
なじませる40秒〜1分指が滑ったら終わり
乳化20秒白く濁るまで
すすぎ30秒以上32℃前後、20〜30回

うまくいかないとき

うまくいかないときは、症状から原因をたどってください。

症状原因対処
溶けない・固い室温が低い、温める時間が短い手のひらで10秒以上。冬場は浴室に持ち込む
べたつきが残る乳化不足、すすぎ不足白く濁ってから流す。すすぎは30秒以上
メイクが落ちない量が少ない、なじませ不足さくらんぼ大まで増やし、40秒はなじませる
つっぱる・乾くお湯が熱い、時間のかけすぎ32℃前後、1分以内で切り上げる

置き場所でも溶け方は変わります。洗面台の収納に入れっぱなしのバームは、冬になると別物のように固くなる。逆に浴室に置いておくと湯気で温まっていて、取り出した時点でもうやわらかい。冬に固さで困っているなら、置き場所を浴室に移すのが手軽で実践しやすいおすすめの方法です。

ただし夏は逆になります。高温の場所に置くと中身が溶け、冷えて固まり直したときには元の質感に戻りません。表面が分離してざらついたり、油分だけが浮いたり。直射日光の当たる窓辺や、真夏の車内は避けてください。

冷蔵庫に入れる必要はありません。パッケージに冷蔵保存の指定がない化粧品は、常温での保管が前提に作られています。冷やすと今度は溶けるまでに時間がかかるだけです。

クレンジングバームは毎日使っていい?

メイクをした日なら、毎日使って構いません。バームだから負担が大きいということはなく、決め手になるのは使い方のほうです。

一方で、すっぴんで過ごした日にまで使う必要はありません。皮脂と汗だけなら洗顔料で落とせます。日焼け止めを塗った日は、落ちにくいタイプが多いのでクレンジングを使ってください。

朝の洗顔にバームを使うのは、基本的にはやめておくほうが無難です。寝ている間に出た皮脂を落とすだけなら、洗顔料で足ります。乾燥が気になる季節はぬるま湯だけでも。

ダブル洗顔が必要かどうかは、製品表示に従ってください。DUO、ink.、バニラコ、パーフェクトワン フォーカスはW洗顔不要と明記されています。RMKのように洗顔料を使わずに済ませることも可能、という書き方をしているところも。ダブル洗顔不要の製品に洗顔料を重ねると、人によっては肌に必要なうるおいまで洗い流してしまうことがあります。

目元やまつげエクステ、使うときの注意

目元は最後に、力を入れずに。まぶたの皮膚は顔の中で最も薄く、デリケートな目元を強くこすってしまうと、摩擦による肌へのストレスの原因になります。指の腹を置いて、軽くなでる程度で十分です。

まつげエクステをしている人は、接着剤の種類次第で扱いが変わります。油分に弱いグルーを使っている場合、オイル状に変わるバームは持ちを縮めます。オイルクレンジング対応と案内されているサロンもあるので、施術を受けたサロンの指示を優先してください。判断がつかないなら、目のまわりだけ水性のリムーバーに切り替えるのが安全です。

肌に赤みやかゆみ、刺激を感じたときは、その場で使用を中止してください。違和感があるまま使い続けると肌トラブルを招く恐れがあるため、無理をせず使用をお控えください。症状が続くようなら皮膚科を受診しましょう。

よくある質問

Q&A

スパチュラをなくしました。指で取ってもいいですか?

清潔な指なら一度きりはやむを得ませんが、続けるのは避けてください。指先の水分が容器に入ると衛生的な状態を保ちにくくなります。化粧品用の小さなヘラを100円ショップで買っておくと解決します。

お風呂の中で使ってもいいですか?

使えますが、手と顔を拭いてから。濡れた手のまま取ると乳化が先に始まり、メイクの落ちが悪くなります。湯気で容器が温まるので、溶けやすさの面では浴室のほうが有利です。

ダブル洗顔は必要ですか?

製品の表示に従ってください。W洗顔不要と書かれている製品なら、そのまま化粧水に進んで問題ありません。

量を増やせばメイクは落ちますか?

ある程度までは落ちます。さくらんぼ大に足りていない人は増やす価値がある。ただし2倍3倍にしても比例はしません。落ちない原因が乳化不足やなじませ不足のことも多いので、量を増やす前にそちらを疑ってください。

夏に溶けて固まり直したバームは使えますか?

質感が変わっていなければ使えます。分離していたり、においが変わっていたり、ざらつきが出ている場合は使用をやめてください。一度溶けたものは元の状態には戻りません。

冬に固くて全然取れません。

スパチュラを押し当てて表面を削るのではなく、容器ごと浴室に持ち込んで数分置いてから使ってください。手のひらで温める時間も、夏より長めに取ります。

まとめ

やることは4つだけです。

乾いた手にスパチュラでさくらんぼ大を取る。手のひらで10秒温めてとろけさせる。Tゾーンから40秒から1分なじませる。水を2〜3滴足して白く濁らせ、32℃前後で30秒以上すすぐ。

今夜やるなら、量の確認から。いつも取っている分量とさくらんぼを並べてみてください。実は、思っているよりも少し少なめに使ってしまっているケースが多いのです。


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